木造住宅が湿気に強い理由とは
2017.02.13
私が書きました

- 名前
- 須田邦宏
- メッセージ
木造住宅は、実は湿気に強い住宅なのです。
日本は湿度の高い国ですので、古くから木造建築が主流です。
そんな「木造建築」がなぜ湿気に強いかを、今回は詳しく解説します。
※画像はイメージです
木造が腐食するとき
なぜ木造住宅が湿気に強いかの話の前に、そもそも木造が湿気で腐食するときは以下のような状態のときです。
- 気温が20度~35度程度
- 湿気が80%以上
- 木材の含水率が20%以上
上記の状態のときに、木材に「木を腐らせる菌」が繁殖しやすいのです。上記の状態で木材の含水率が30%以上を超えると木材は腐食していきます。つまり、湿気に木材が負けたときです。
調湿作用があるから、湿気に強い!
なぜ木造住宅が湿気に強いかというと、木造建築で使われる木材には「調湿効果」があるからです。つまり、湿気を吸収しては吐き出すという「調整」を木材自身で行うということです。
一方、たとえば鉄筋や軽鉄などは、調湿作用がありません。湿気を吸収することもありませんし、吐き出すこともありません。そのため、木造に比べる調湿効果が弱いのです。
さらに、たとえば床下換気や、家全体に空気が通る道をつくっておけば、一層木造の耐久性は高くなります。
このような木造住宅の「強さ」について知りたい方は、高崎店までお越しください。