24時間換気システムが義務化された理由とは? - 一建設株式会社 はじめの注文住宅|新築一戸建て・建売住宅の一建設

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24時間換気システムが義務化された理由とは?

2019.09.03

私が書きました

メンバー
名前
山本博史
趣味
ドライブ・映画鑑賞
メッセージ
お客様と一緒に、より良い住みやすいマイホーム作りのお手伝いをさせていただければと思っております。お客様に合った、より良いアイディアをご提案できるよう心掛けております。些細な事でもお気軽にご相談ください。

新しく家を建てるときには、24時間換気システムを設置するよう法律に決められていることをご存じでしょうか。
24時間換気システムの重要性について、ご説明したいと思います。

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※画像はイメージです

社会問題化した「シックハウス症候群」

24時間換気システムが義務化された背景の一つに、「シックハウス症候群」があります。シックハウス症候群とは、家を建てる時に使用する建材や接着剤などから発生する化学物質によって引き起こされる体調不良全般を指します。

日本の住宅は昔に比べて気密性・断熱性が高くなり、冷暖房効率の良い家になりました。その一方、外の空気と室内の空気が入れ替わりにくく、室内の二酸化炭素、湿気やにおい、ほこりや化学物質などの有害物質が外部に排出されにくくなっています。
そのため、シックハウス症候群が増加したと考えられています。

昔は自然に部屋の空気が換気されていたのですが、現代の住宅では意識して換気をしなければいけません。そのために必要なものが、24時間換気システムです。

窓を閉めたままでも、室内の空気をゆったりと換気

こもった室内の空気をすっかり入れ替えるには、一定の時間、窓を開け放すことが効果的です。

しかし、それではせっかくの冷暖房が無駄になってしまいます。子どもや高齢者がいる場合、ほんの数分の換気でも、寒さで風邪をひいてしまわないか心配ですよね。

また、防犯上のことを考えても、窓を開け放すのは躊躇してしまいます。
核家族や共働き家族が増えたことで、日中に窓を開けて換気できる家庭も少なくなりました。

24時間換気は、窓を開けなくても常に少量の空気を入れ替える換気システムです。少しずつゆっくりと換気するため、気温が変化したり風が通ったりと、空気の入れ替わりを体感することはめったにありません。
しかし室内にたまった二酸化炭素や化学物質が確実に排出されます。
建築基準法では、人が住む部屋は2時間で部屋の空気量が全部入れ替わるよう規定されています。

まとめ

24時間換気システムは、シックハウス症候群の予防のほか、結露やカビの防止にも効果があります。
住宅性能の高い新しい家を建てたい方は、注文住宅での新築をご検討ください。
注文住宅に興味がありましたら、ぜひ注文住宅1課・2課までお越しくださいませ。