注文住宅は免震構造にするべき?
2018.10.31
私が書きました

- 名前
- 須田邦宏
- メッセージ
相次ぐ災害で、注文住宅の耐震性についても注目が集まっています。
※画像はイメージです
免震構造とは? 耐震構造・制震構造との違い
地震に強い建物の構造は、耐震構造・制震構造・免震構造に分けられます。
それぞれを簡単に説明すると、耐震構造は建物を強靭にして揺れに耐えるつくり、制震構造は建物の一部にしなやかな部分をつくり揺れを吸収するつくりです。
これに対して免震構造は、基礎の部分に揺れを吸収する装置を設置することで、建物に伝わる揺れを「なかったこと」にするつくりです。
耐震・制震構造に比べて建物のダメージを大幅に減らすことが可能です。
免震構造のデメリット
それならすべての建物を免震構造にすれば良いのではと思いますが、そうもいきません。
免震装置を設置するには、一定の強さの地盤であること、敷地に余裕があることなどいくつかの条件があります。
また、免震装置は高度な技術が使われているため値段が高く、一戸建てで導入しようとするとかなり割高になってしまいます。
まとめ
戸建て住宅用の免震装置も普及し始めていますが、免震装置の採用は大規模マンションやオフィスビルなどが主流です。
木造の2~3階建てでは、建物の総重量もコンクリートのビルほど重くありません。
免震装置の導入は、費用対効果を考え慎重に検討しましょう。
注文住宅を作りたくなったら、ぜひ高崎店までお越しください。