注文住宅に免震構造は必要?
2018.03.22
私が書きました
日本は地震の多い国なので、住宅に地震の対策は欠かせません。地震に耐えるための住宅の構造には、「耐震」「制震」「免震」という3つの考え方があります。
※画像はイメージです
3つの構造の違い
「耐震」とは、建物の強さによって地震の揺れに耐える構造です。当社の住宅には昔から日本で用いられてきた木造軸組工法を採用しており、床の厚みで揺れに耐える剛床工法や十分な量の筋交いなどを設けて耐震性を確保しています。
「制震」とは、揺れのエネルギーを熱エネルギーとして吸収・発散するダンパーなどを組み込んだ構造です。新築時に住宅に設置すると、数十万円の費用がかかるといわれます。
「免震」は、基礎と建物の間に積層ゴムやブレーキダンパーなどを設けて切り離し、地震の揺れを建物に伝えない構造です。大きな地震があっても中の人が気付かないこともあるといいますが、免震装置は非常に高額(数百万円)で、一般の住宅にはまだあまり普及していません。また、直下型の縦揺れ地震に対する対応力には疑問が残ります。
まとめ
免震構造は注目の技術ですが、高額でまだあまり普及が進んでいません。当社で採用している木造軸組工法なら、コストを抑えつつ建築基準法に定められた以上の耐震性を十分に確保することができます。コストパフォーマンスに優れた安心住宅をお求めなら、一宮開明店にご相談ください。