木造住宅が湿気に強いって本当?
2017.11.28
私が書きました
木造住宅は、日本の気候に適した住宅と言われます。
地震や火事など災害の多い日本で、なぜ木造住宅が主流なのでしょうか。
※画像はイメージです
日本の気候は「湿気」が多い
日本の気候の特徴は温暖・湿潤であることです。
1年に100日以上も雨の日があり、梅雨の間はほぼ毎日雨が降っている状態です。
雨の降らない日も湿度が高く、年間平均はおよそ60%~70%に達します。
この「湿気」に強いのが、木造住宅なのです。
木材は湿気を吸収・放出して湿度を一定に保つ機能があります。
木材で建てられた家や家具は室内の湿度を一定に保ち、湿気の多い日本でも快適な空間を作り出すことができます。
木造住宅が「呼吸する家」と例えられることがありますが、これは木材が湿気を吸収したり放出したりする「調湿性」を指しています。
一方、鉄筋コンクリート造は湿気を吸収しないため、行き場をなくした湿気が結露となって表面に現れます。
結露はカビを呼び、カーテンや壁紙を真っ黒に汚したり、胞子を飛ばしてアレルギーを引き起こしたりします。
結露とカビの問題は深刻で、建物や健康にダメージを与えます。
数年でリフォームが必要な状態になってしまうことも珍しくありません。
まとめ
建物の構造と湿度の関係について、もっと詳しく知りたい方は春日まで是非お越しください。