注文住宅を自己資金だけで建てると損をする!?
2017.10.26
私が書きました

- 名前
- 鈴木宏治
- 趣味
- 読書
- メッセージ
頭金なしのフルローンで家を買う人がいる一方で、住宅ローンの金利を節約するため、自己資金を多めに使って住宅を購入する人も少なくありません。
その究極の形が、「自己資金だけで家を買う」という方法です。
しかし、注文住宅を自己資金だけで建てると損をしてしまう可能性が。
その理由をご紹介していきます。
※画像はイメージです
住宅ローンに対する優遇施策
住宅ローンを組んで住宅を購入する人に対して、国はさまざまな優遇施策を用意しています。
その中でも代表的なものが「住宅ローン減税」と「すまい給付金」です。
住宅ローン減税は、毎年年末時点における借入残高の1%(年間最大40万円)が、10年間にわたって所得税から控除されるというもの。
所得税から控除しきれない金額は、住民税からも一部控除が受けられます。
超低金利情勢の中では、年間に支払う利息以上に減税が受けられるケースも。
すまい給付金は収入が一定以下(金額は消費税率で変動)の人に対し、消費税率8%時には最大30万円が、10%時には最大50万円が一括給付されるというものです。
住宅ローンを利用しない場合、年齢が50歳以上でなければ給付されません。
手もとに一定の資金は確保して
住宅ローンはほかの融資制度に比べ、利率も借入期間も非常に有利な制度です。
「利息を節約したいから」といって、手もと資金をすべて支払いにあてると、急にお金が必要になったとき利率の高い別のローンを利用することになる可能性も。
急な病気や車の故障などに備え、一定の金額は残しておきましょう。
まとめ
住宅ローンの借入額は、手持ち資金や今後の収入の推移などをみて総合的に判断しましょう。
資金計画については、お気軽にふじみ野店にご相談ください。