木造住宅が湿気に強い理由
2017.04.19
私が書きました
湿度が高く緑豊かな日本において、古くからごく一般的に利用されてきた木造住宅。実は湿気に強いという特徴があることをご存じでしょうか?
※画像はイメージです
ここではその理由をご紹介していきます。
木造住宅はなぜ湿気に強いの?
木造住宅には「調湿効果」があるといわれています。
天然の素材である木材には気孔という無数の小さな穴があいており、その穴が湿気を閉じ込めたり逃したりしてくれます。
空気が乾燥すると蓄積した水分を放出し、逆に湿度が高くなると水分を溜めて空気中の湿度を適切に保ってくれるため快適性が増すのです。
室内の湿度が高くなると結露が発生し、カビの原因となります。
しかし木造住宅の場合、うまく湿度を調節する設計をすればこういった問題があまり起こりません。
強度に優れているといわれる鉄骨造住宅や鉄筋コンクリート造住宅は、調湿が苦手な構造です。
気密性に優れていますが結露が生じやすく、カビが発生することもあるので注意しましょう。
まとめ
木造在来工法には、自由度の高さや優れたコストパフォーマンスなどさまざまなメリットがあります。
構造に関してご不明な点がございましたら、千葉中央店までお気軽におたずねくださいませ。